40代・50代でも採用されやすい、配達・配送の仕事|志望動機の書き方〈例文付き〉

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配達・配送の仕事は、40代・50代でも採用されやすく人気の仕事です。しかし、配達・配送にはルート配送から長距離配送までさまざまな種類があるため、事前に理解をしておくことが大切です。今回は、配達・配送の仕事を解説した上で、志望動機を書くときのポイントを紹介します。

配達・配送とは

配達・配送、そして発送は同じような言葉に思いますが、それぞれ意味は異なります。

配達
品物を特定の場所に届けること

配送
品物が送り主からお届け先まで運ばれるプロセス

発送
品物を届けてもらうために配送業者に依頼すること

企業の中には、送り主から中継地点までの移動を配送、お届け先までの移動を配達と呼ぶこともあります。発送が配送プロセスの起点、配達が終点ということになります。

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配達・配送の仕事とは

配達・配送の仕事内容、この業界で働くメリット、デメリットを解説します。

配達・配送の仕事内容

配達・配送の仕事内容は以下のように多岐にわたります。

・集荷
荷積み
荷下ろし
配送・配達
梱包
トラックの清掃
在庫管理
仕分け作業
伝票作成

車を運転し、配達・配送することだけが仕事ではありません。企業によっては、荷物のお届け後にお客様や近隣の方に営業活動を行う場合もあります。

配達・配送で働くメリット

配達・配送業で働くと、多くのやりがいを感じられることでしょう。私たちが豊かな生活を送るためには、配達・配送は欠かせない存在です。お客様に「ありがとう、ご苦労様」と直接伝えられることで、より社会を支えている実感がうまれます。

また、やりがいを感じるだけでなく、自動車・運転好きが活かせたり、1人で仕事を進められたりすることもメリットのひとつです。

配達・配送で働くデメリット

時間指定の配送、特定の時間の引っ越しなど、時間に限りがあることが多いです。天候の変化や渋滞、事故など予期せぬトラブルは起きる可能性がある中で、スケジュール管理をして業務に取り組まなければなりません。

一方で、責任感の強い方やスケジュール管理が得意な方、体力に自信のある方はメリットになり、やりがいを感じることもあるでしょう。

配達・配送に活かせるスキル・資格

配達・配送には、活かせるスキル・資格があります。

運転免許

配達・配送の仕事では、小型・中型・大型のトラックを運転します。そのため、運転免許は欠かせません。各種免許で扱えるトラックの大きさは、以下の通りです。

免許の種類 最大積載量
普通自動車第一種 2.0トン未満/小型トラック
準中型自動車 4.5トン未満
中型自動車 6.5トン未満/中型トラック
大型自動車 6.5トン以上

応募時点で必須の場合もありますが、入社後に資格取得支援制度を活用できることもあります。求人や企業によって必要な免許が異なるため、事前に確認しましょう。

方向感覚がある

ルート配送であれば、決まったコースを覚えれば方向感覚はさほど必要ありません。しかし、さまざまなお客様に荷物を運ぶ場合は、配達エリアの地理を覚え、「現在地」「より早く配達できる道」を判断する力が大切です。

責任感がある

配達・配送の仕事では、お客様の荷物を預かります。紛失や破損は決してあってはなりません。場合によっては、会社が傷を負ってしまう可能性も。そのため、会社の一員だということを理解し、大切な荷物を責任持って扱うことが重要です。

コミュニケーション能力がある

接客業などと比較すれば、お客様と関わる機会は多くありません。しかし、荷物を届ける際にはお客様とコミュニケーションをとる必要があります。気持ちよく受け取っていただけるよう、丁寧な応対ができると良いでしょう。

配達・配送の志望動機を書く時のポイント

志望動機を書く際には、2つのポイントを確認しましょう。

なぜ配送業・企業を志望したのか説明する

さまざまな業界がある中で、なぜ配達・配送を選んだのかを明確にすることが大切です。配達・配送の仕事に対するイメージや、働きたいと思ったきっかけを思い出し、書き出していきましょう。

また、企業に対しても同様に、なぜこの企業を志望したのかを伝える必要があります。「配達時の丁寧な対応に感銘を受けた」「○○という企業の考え方に共感した」など魅力を感じる部分を探します。

業界研究・企業研究で企業が求めている人材を理解する

どのような業界・企業を志望するとしても、業界研究・企業研究は欠かせません。業界全体の特徴や仕組み、将来性を理解することが非常に重要となります。業界研究をすれば、自分が本当に配送業に合っているかどうか、働きたいかどうかも判断できるでしょう。

もし自分が採用担当者だとして、「体力のある方」を求めているのに「できるだけオフィスで座って仕事がしたい」と言われても採用が難しいですよね。企業ホームページや採用ページ、求人サイトを読めば、どのような人材を求めているのかを理解できます。

志望動機の作成時だけでなく、面接時に「なぜこの会社なのか」「この会社の○○という考え方に基づいて行動できるか」などを問われた時に正しく答える必要があります。同業他社との違いを調べ、なぜ志望企業を選んだのかを明確にしておきましょう。

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【このまま使える!】配達・配送の志望動機の例文

志望動機を作成するとなると、「何から書けば良いのかわからない」「未経験だからアピール方法がわからない」と感じる方が多いのではないでしょうか。ここからは、このまま使える志望動機の例文をお伝えします。

資格やスキルをアピールする場合

自動車免許を取得している場合は、十分なアピールポイントとなります。企業により、小型トラックから大型トラックまで扱う車種は異るため、企業が求めている免許を取得している場合は、アピールしましょう。

私はXXXX年に普通自動車第一種免許を取得しました。通勤や買い物など日常生活の中で運転していたのですが、運転好きを活かすため、小型トラックの配送業に従事するようになりました。約5年間従事し、さらにスキルアップしたいと考え、XXXX年に中型自動車第一種免許を取得しました。しかし、現在の会社では中型トラックの仕事がなく、スキルアップが難しい状況です。

今回貴社(御社)の求人を拝見し、私が目指す働き方があると感じました。取得した免許を活かして働くために、ぜひ一度お話を伺う機会をいただきたいと思い志望いたしました。

同業種から転職する場合

配達・配送の仕事に従事していた場合は、そこで得た経験やスキル、価値観を伝える志望動機を作成しましょう。

前職は大型トラックで長距離ドライバーとして、さまざまなお客様と関わりながら非常に楽しくやりがいをもって仕事に取り組んでおりました。お客様と関わる中で感じたのは、ルート配送でお客様と密なコミュニケーションを取ることで仕事がスムーズになるということです。

これまでも、お客様に対して丁寧・明るい接客を心がけておりました。安心・安全にお客様のもとへ荷物を届けることはもちろん、コミュニケーション能力を活かし、貴社(御社)のルート配送で勤務したいと考え、志望いたしました。

未経験で転職する場合

未経験で配送業に転職する場合は、前職でのスキルや企業に対して感じた魅力を伝えるといいでしょう。

「安心・安全・丁寧な配達」という貴社(御社)のメッセージに魅力を感じ、志望いたしました。貴社(御社)のコンセプトを拝見し、丁寧な配達のためには安全な運転が欠かせないと気づきました。

前職では毎日のように車で営業先を回っておりましたが、日頃から安全に気を付け、違反・事故歴もありません。貴社(御社)に入社することができましたら、メッセージを心に刻み、運転をしたいと思います。

配達・配送の面接対策

書類選考の次は面接です。志望動機をきちんと伝えることはもちろん、質問されたことにしっかり答えなければなりません。

よくある質問

面接でよく聞かれる事項は以下の通りです。面接では、履歴書や職務経歴書に記載している事項から質問されることが多いです。具体的に答えられるよう、志望動機以外も準備しておきましょう。

・これまでの仕事内容や得たスキル、退社理由について
免許に関すること
事故、違反履歴
自分の強みと弱み
勤務開始日
健康面に関すること

逆質問

面接の最後には、「何か質問はありますか?」と聞かれることがほとんどです。「何もありません」と答えると積極性や熱意が伝わらないため、積極的に質問するようにしましょう。

・万が一、勤務中に事故を起こしてしまった場合の損害負担はありますか。
免許取得の補助制度はありますか。
入社までに準備しておくことはありますか。

面接時には免許証を持っていく

面接時には免許証を持っていくようにしましょう。求人情報に記載されていることもありますが、記載されていなくても念のため所持しておくことが重要です。

まとめ

配達・配送の仕事は、運転スキル以外にもさまざまなスキルが必要です。そのため、免許の有無や運転スキル以外にも、あらゆる面を志望動機でアピールすることが重要になります。

自分なりの経験やスキルを思い出し、志望動機を作成しておきましょう。今回紹介した志望動機の例文を参考にしながら、オリジナル性のある志望動機を作成してみてください。

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