送迎ドライバーとは?その仕事内容を詳しくご紹介!
- 働き方を選ぶ
- 公開日:2022年4月 7日
最近よく見るようになった送迎ドライバーの求人。大型免許を所持していなくても、未経験からチャレンジできる求人も多くあります。そこで今回は送迎ドライバーの仕事内容から、メリット・デメリットなどをご紹介していきます。
送迎ドライバーの仕事内容
送迎ドライバーの中でも仕事によって運転する車はさまざまです。
「送迎バス」という名前の通りバスを運転することもあれば、普通自動車で送迎する場合も。下記に詳しくお伝えしていきます。
バスの場合
保育園や病院、介護施設と言った福祉施設から、各スクール、ホテルなど。大人数のお客様を目的の施設とバス停、ないし家の近くまでお送りするのがこの送迎バスです。
病院やホテルの送迎バスは1日中運行していることが多いですが、保育園や介護施設、各スクールの送迎バスはおおよそ時間帯が朝と夕方に限られています。
また「送迎バス」とありますが、送迎に使用されるバスはマイクロバスが主流なので、免許としては大型免許を所持する必要はなく、中型免許であればOK、という求人もあります。
車の場合
普通自動車を運転するケースの一つとしてはデイサービスなどの介護施設の送迎です。
車椅子でのご利用者の送迎では車椅子仕様車を運転することもありますが、これらは普通免許でも運転できるため、未経験からでもチャレンジしやすいと言えるでしょう。
運転者として働く場合には基本的に介護の資格は必要ありませんが、自宅の中までご利用者の介助を行う場合は、介護福祉士や介護職員初任者研修といった資格が必要な場合があります。
送迎ドライバーのニーズ
前述したように、送迎ドライバーは時間帯固定の勤務が多く、正社員の求人よりパートタイムや派遣社員が多い現状です。しかし、一定のニーズがある職業と言えます。
介護業界でのニーズが多い
送迎ドライバーは、特に介護業界でのニーズが多いのが特徴です。
高齢化に伴い施設利用者が増加し、家から施設まで送迎するにしても居住地が離れており、送迎だけで時間がかかるケースが多発しています。
そのため、送迎ドライバーのニーズは年々高まっています。
ミドルシニア世代にオススメ
短時間勤務の求人もあるため、定年退職後にフルタイムで働くことは難しいが社会に関わっていたい、仕事をしていたいというミドルシニア世代が多く働いているのも特徴です。
また、固定時間は送迎ドライバーとして働き、他の時間は別の勤務をするという働き方も考えられます。
ミドルシニア世代が自分の現状にあった働き方を選ぶ際、送迎ドライバーは一つの選択肢と言えるでしょう。
送迎ドライバーのメリット
以上を踏まえて、ここからは送迎ドライバーとして働くメリット・デメリットをご紹介していきます。
未経験でも始めやすい
職場にもよりますが、普通免許でも始めることができるので、バスやトラックの運転手よりもハードルが低いと言えるでしょう。
未経験からのチャレンジも目指せる仕事のひとつです。
体力的にも不安が少ない
ドライバーと言えば運転時は座りっぱなしで、荷物の積み込みには体を使い、体力勝負の仕事、という印象があります。
しかし、送迎ドライバーは短時間勤務が主流な上、荷物の積み込みをすることは少ないでしょう。
こういった点もミドルシニア世代にオススメの仕事ということができます。
働き方を選ぶことができる
前述したように、送迎ドライバーは勤務時間が朝と夕方の短時間、というパターンが多いです。
そのためフルタイムで働く事は難しいが社会に関わっていたいという方や、空いた時間に少し稼ぎたいという方など、柔軟な働き方がしたい方にはピッタリの職業と言えます。
人と関わることができる
同じドライバーと言っても、荷物の運搬ではなく人を乗せる仕事です。
なおかつ路線バスのように不特定多数を乗せるのではなく、ある程度決まった人を乗せるので、中には利用者さんと話を交わしたり、仲良くなったりすることができます。
人と関わることが好きな方には向いているでしょう。
送迎ドライバーのデメリット
ここからは送迎ドライバーとして働くデメリットをご紹介していきます。
安全運転に気をつかう必要がある
運転する仕事であり、かつ利用者を乗せている以上、安全運転を心がけることは必須と言えます。
特に送迎ドライバーは利用者の家まで運転することが多く、家の場所によっては道が狭かったり、近隣の迷惑にならないよう、駐車する場所には気を使う必要も出てきます。
就職の際はぜひ乗車するバスにドライブレコーダーが搭載されているかどうか、責任の所在はどうなるのかは確かめておいた方が良いでしょう。
また事故に遭った際のトラブル対処法がしっかりしている会社を選択した方が自分のためとも言えます。
利用者との折衝業務が発生する
人との距離が近い分、さまざまな利用者と接する機会が出てきます。
中には苦手に思う人もいるでしょうが、別の乗り物に乗って欲しいということもできません。そのあたりは業務上仕方ないと思うべきでしょう。
稼ぎたい!という人には不向き
前述したように、送迎ドライバーは短時間勤務の求人が多いため、がっつり稼ぎたいという人は歩合制のタクシードライバーや長時間勤務ができるバス、トラックなどがオススメです。
また現在は介護タクシーなど、介護施設に留まらず、介護が必要な方をさまざまな場所へ送迎するタクシーもあり、正社員求人も多く見られます。
ぜひさまざまな求人を調査して、あなたに合う働き方を見つけましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?今回は送迎ドライバーの仕事内容から、メリット・デメリットなどをご紹介してきました。
これまで述べてきたように、送迎ドライバーは働き方が選びやすく、普通免許からでも応募できるため、未経験でもチャレンジしやすい職業です。
また短時間勤務が主流のため、退職後に社会参加感覚で始める仕事としてもピッタリ。
ぜひ興味のある方、働いてみたいと思う方は求人を探してみてください。