警備員バイトは時給が高い上に勤務時間が短い?
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- 公開日:2019年11月 6日
求人情報を見ていると、警備員の仕事は資格や経験などの条件が少ないわりに高額の報酬が示されているため、気になっている人も多いのではないでしょうか。実際にはどうなのか、仕事内容や時給、勤務時間などについてご紹介します。
警備員バイトの仕事内容はさまざま
警備員の仕事は、人々の安全を守るために欠かせないものです。さまざまな種類の警備の中でも、アルバイトで行うのは、道路、駐車場、イベント会場、ショッピングモールやビルなどでの誘導や警備が中心となります。基本的に立ち仕事が多く、ことに夏や冬の屋外の現場では体力的にきびしい場合もあります。
交通誘導
交通誘導の仕事現場は、公道や駐車場が主です。道路工事で片側車線が交通規制されていたり、大型車両が出入りするために交通整理が必要になった道路や、スーパーや観光地などの駐車場で、混乱や事故を避けるために車両や人々の誘導を行います。警備の中で最もニーズの多い仕事です。
雑踏警備
お祭りや花火大会、コンサートなど、不特定多数の人々でごった返すような場所で行うのが雑踏警備です。限定された場所に一時的に大勢の人が集まるとき、転倒事故などのアクシデントやトラブルが起こらないように、誘導や警備をします。
施設警備
施設警備は、ショッピングモールやオフィスビル、学校、遊園地などの施設内外で働きます。各種施設の警備室に常駐して、監視カメラの映像を見ながら施設内に異常がないか確認したり、敷地内を巡回して、火災、事故、犯罪の防止や緊急対応を行います。
警備員バイトは未経験でも始めやすい
警備員の仕事は、未経験者でも研修を受ければできる内容が多く、そのため、アルバイトで初めてやってみようと考えている人にもおすすめです。勤務時間も自由になりやすいので、アルバイト向きと言えるでしょう。
未経験でも、研修で警備について学べる
警備業務の種類によっては、あらかじめ資格を取っておく必要はありません。未経験者でも仕事につき、働き始めることができます。ただし、正社員、アルバイト共に、法律によって30時間の研修が義務付けられていて、警備について学ぶことになっています。
研修は、入社後に数日間に分けて実施されることが多いようです。内容としては、基本教育が15時間以上、業務別の研修が15時間以上。研修は基本的に日中に行われますが、会社によっては泊まりがけで行ったり、夜間に行ったりする場合もあります。
自由なシフト制も特徴
警備のアルバイトでは、一般に勤務時間や勤務回数などの自由度が高いです。つまり、自分の好きなときに働けるということ。自分のペースでシフトを組むことができるのは大きなメリットですね。1日単位などの単発の勤務や、日中のみ、夜勤のみなどの希望を出せる場合も多いなど、かなり融通が利きます。
大学生やフリーター、社会人のダブルワークや再就職のためにうってつけの条件ですが、警備業法で18歳未満は警備の仕事に就くことができないため、高校生が警備の仕事に就くことは多くありません。
警備員バイトは時給が高い?
アルバイトとして警備員の仕事を検討する場合、おそらく一番気になるのが収入についてではないでしょうか。他の仕事とも比較できるように、具体的な数字で見てみましょう。合わせて、勤務時間の長さについても、実際の状況をお伝えします。
警備員の平均時給は?
警備員のアルバイトでは、一日の勤務当たりの「日給」で支払われる場合が多くなりますが、これを時給に換算して、時給900~1,200円ほどが相場になっています。(平成28年賃金構造基本統計調査による)
勤務地域による差もあり、たとえば2019年8月時点の求人情報などを見ると、東京・千葉が高く1,200円弱、大阪が1,000円強、佐賀・鹿児島が900円程度です。
一般に日給制であるため、場合によっては短時間の勤務で終わり、時給に換算するとうまみのある仕事にもなるようです。早く現場が終わる日もあるでしょうし、イベント会場等での雑踏警備では、イベントが行われる前後数時間のみの勤務です。アルバイトでもパートでも、警備員の求人は短期のものが多いので、日給だけでなく、時給に換算して選ぶことも大切ですね。
警備員の給料はどのように決まっている?
上で述べたように、警備員バイトの給料は日給で支給される「日当制」が一般的です。つまり、何時間働いたかということとは関係なく、一日の給与額が決まっているのです。なお、通常日給は日勤より夜勤の方が高く設定されています。
工事現場の交通警備などでは、状況に応じて短時間で勤務が終わることがありますが、日当制なので日給は変わらず支払われます。決まった時間より短時間になる勤務が多く、短く楽に稼げる仕事として魅力に感じる人も少なくないようです。
また、資格を持っていることで資格手当がついたり時給額が上がったり、経験や実績を積んで昇給することも期待できます。もし今の職場で収入アップが見込めないようなら、場合によっては転職も考えやすいのが警備員です。
警備員の仕事には、正社員・派遣社員・アルバイトなど、さまざまな雇用形態で求人があるので、チャレンジしやすいのではないでしょうか。
警備員の勤務時間は?
警備員バイトでは、長時間勤務になる現場もあれば、短時間勤務の現場もたくさんあります。現場によって勤務時間はさまざまですが、アルバイトが従事することが多い交通誘導警備では、残業はほとんど発生しません。むしろ勤務時間が短くなることが多いです。
これは、道路工事には警察への申請が必要で、申請した時間を超過して作業をすることができないことが理由です。時間内におさめるために工事のスケジュールはゆとりを持って組まれているのが普通で、したがって、仕事は定時よりも早く終わらせることが多いのです。
ただし、職場によって勤務時間の状況は変わってくるので、求人の際の情報は入念にチェックしましょう。
警備員バイトについて知ったうえでチャレンジしてみよう!
警備員は、未経験でも仕事を得やすい貴重な職種です。さらに選ぶ職場次第では、勤務時間が短く時給が高く恵まれたところも。自分が希望する働き方ができるように、あらかじめ警備員の仕事について基本的なことを知った上で、求人情報には賢く当たりたいものですね。