ミドルの職種 大辞典

ホールスタッフ

店舗の評判を左右するサービスの要

ホールスタッフ

よくある募集雇用形態

  • 正社員
  • 契約社員
  • アルバイト
  • パート
  • 派遣社員

若年層との競争率

低め
1 2 3 4 5
高め

活かせる経験・スキル

接客業、飲食業の経験 コミュニケーション力 気配り、心遣い おもてなしの精神

ホールスタッフについて

仕事内容

飲食店での接客サービスが主な仕事です。具体的な内容としては、席への誘導、メニューの案内とオーダーの受付、注文メニューの配膳、会計、利用後の席の片付けなどがあります。また、ドリンクを作ったり簡単な調理をしたり、店内の清掃や備品の補充をするなどといった作業が含まれる場合もあります。店舗によっては、これら一連の作業をホールスタッフ全員が状況に応じてフレキシブルに行う場合もありますが、案内係、配膳係、会計係といったようにそれぞれが分業になっている場合もあります。

仕事につくには

接客業や飲食業の経験があると採用の際に有利で、実際に働き始めてからもその経験が活きる機会が多いはずです。ですが、ほとんどの場合は基本的な業務マニュアルがあり、店長や経験の長いスタッフなどにつきながら業務の流れを習得する機会もあるため、全く未経験の人であってもチャレンジしやすく、比較的働きやすい職種と言えます。お客様と直に接し、その言動が店舗の評判にもつながる仕事なので、細やかな気配りや礼儀作法を踏まえたコミュニケーションができる人が向いています。

仕事のやりがい

お客様が望んでいることを先回りして考えて行動し、時には質問に答えたりアドバイスを行ったりすることで満足の表情や感謝の言葉を得られた時に、ホールスタッフとしての喜びを実感できるでしょう。自身の働きぶりが売上や次の来店、店舗の評判にダイレクトにつながると考えると、やりがいの大きな仕事だと言えます。また、ホールだけでなく調理場の様子にも気を配り、他のスタッフとチームワークよく連携できれば、仕事がより楽しくなりモチベーションアップにもつながるでしょう。

給与について

ホールスタッフの
初年度年収目安
103万円 〜 278万円
ホールスタッフの
昇給の期待値

飲食業界では、パート・アルバイトで働き始めた人が、その働きぶりや経験を評価され、正社員に登用されるケースが多くあり、その後さらにチーフや店長へ昇格する可能性も十分あります。もちろんステップアップに伴って果たすべき役割や責任は大きくなりますが、そのぶん給与アップも見込めます。例え未経験で働きはじめても、本人の志ひとつで給与アップの道が開けるのは大きな魅力と言えるでしょう。また、飲食店経営者として独立する、という夢もあります。

ワークライフバランスのポイント

ホールスタッフの仕事は、ほとんどの場合シフト制ですが、店舗の営業が午前からか午後からか、早朝や深夜もやっているのかといった営業時間に左右されます。24時間営業のファミリーレストランなどは選択できる時間帯が幅広く、学生のアルバイト先としても人気ですが、学生がシフトに入りにくい朝方などは中高年のニーズが高い傾向にあります。なお、店舗のある場所や業態によって定休日が土日だったり平日だったり、年中無休だったりとまちまちなので、選定する際にはそのあたりを踏まえる必要はありますが、シフトの入り方に融通がきくようであれば自分のライフスタイルや希望する給与額に応じた働き方がしやすいでしょう。パート・アルバイトの場合は来店客の多いランチタイムだけなど、短時間集中で働く選択肢もあります。