自分にとって楽な仕事ランキング!志望動機をポジティブに伝えるテクニックも
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- 公開日:2018年9月21日
- 最終更新日:2024年10月17日
大変な仕事に就いてストレスをためるよりも、楽な仕事を見つけてストレスの無い生活を送りたい。でも楽な仕事って、どんな仕事を指すの? そもそもどうやって探せばいいの? そこでミドルシニア世代に独自アンケートを実施! ミドルシニア世代が考える“楽な仕事”の回答結果から、幸せ転職を実現するためのコツを伝授します。
自分にとっての楽な仕事をイメージしてみよう
楽な仕事と大変な仕事。どちらかを選べと言われたら、誰だって楽な仕事を選びたいですよね。だって、仕事の負担が大きすぎると、家に帰る頃には体力的にも精神的にもバテてしまいます。楽な仕事であればストレスを感じることもないですし、生き生き働くことができます。そして仕事が充実すれば、プライベートも自ずと充実していくでしょう。
つまり、楽な仕事を探すことは、幸せ転職への実現に繋げるための最大のポイントとなるのです。でも、楽な仕事なんて本当にあるのでしょうか。そもそも、楽な仕事とはどのような仕事のことを指すのでしょうか。
仕事内容だけでなく、働く環境や人間関係など、楽な仕事を選ぶための軸はたくさんありますが、大切なのは「自分に合っている」と感じるかどうか。転職を考えているのなら、まずは「自分にとっての楽な仕事」をイメージすることから始めてみましょう。
とはいっても、楽な仕事をイメージするのはなかなか難しいもの。参考になる情報があるとありがたいですよね。そこで、40歳以上60歳以下のミドルシニア世代を対象に独自アンケートを実施!アンケート結果をもとに、転職を考えているみなさんが楽な仕事を見出して、幸せ転職を実現するためのコツをご紹介します。
アンケート結果発表! ミドルシニア世代が楽と感じる仕事
「事務」「在宅ワーク」「軽作業」――ミドルシニア世代が楽とイメージする仕事
ミドルシニア世代は、どのような仕事を「楽」とイメージしているのでしょうか。「あなたが『楽そうな仕事』と聞いて思い浮かぶ仕事を選んでください」という問いに対して、以下のような結果が出ました。
男性は1位が「事務(126名)」、2位が「在宅ワーク(118名)」、3位が「軽作業(53名)」という結果。4位以下は「営業(45名)」「マンション管理(45名)」「接客サービス業(29名)」と続きました。
「人と関わらない」「勤務時間が短い」――ミドルシニア世代が楽と感じる仕事
次に、楽と感じる仕事について見ていきましょう。
最初の質問が「楽な仕事に対するイメージ」であったのに対して、この質問では、「どんな仕事だと『楽』と感じますか」と問いかけています。実際の仕事経験を踏まえた回答なので、楽な仕事の実態を浮き彫りにすることができます。
男性の回答で最も多かったのは「人とあまり関わらなくてよい(152名)」、2位は「勤務時間が短い(136名)」、3位は「自分のペースで仕事ができる(121名)」という結果が出ました。
4位~6位は「人と話さなくてよい(87名)」「数字の責任がない(78名)」「休日が多い(74名)」。順位は低いものの、「マニュアルに沿って対応すればよい」「新しいことを覚えなくてよい」と回答した人もいました。
1位の「人とあまり関わらなくてよい」と4位の「人と話さなくてよい」を合わせると239名になり、この結果から男性の多くが「人との関わり」を求めていないことがわかります。
また、「重いものを持たない」と回答した人があまり多くないことから、身体を使う仕事への抵抗が少ないこともわかります。「勤務時間が短い」が上位に食い込んでいることを併せて考えると、「短時間がっつり働く仕事」を楽な仕事と感じている傾向もあるようです。
4位以下を見ていくと、「自分のペースで仕事ができる(58名)」、「数字の責任がない(40名)」、「自分が好きなことを仕事にする(40名)」との回答が。女性も男性と同様に「人とあまり関わらなくてよい」「人と話さなくてよい」と回答する人が多く、2つを合わせると132名になり、1位を大きく上回りました。
この結果から、女性も男性と同様に「人との関わりがあまりない仕事」を求めていることがわかります。また、「座り仕事」や「重いものを持たない」と回答した人は少なく、デスクワーク以外の仕事でも「楽」と感じる傾向があることも垣間見えてきました。
幸せ転職を実現する一番のコツは、イメージではなく実態に即して仕事を選ぶこと!
楽な仕事の「イメージ」と「実態」にはギャップがある。
以上のアンケート結果から浮き彫りになったのは、「楽とイメージする仕事」と「実際に楽と感じる仕事」に大きな違いがあること。
たとえば、男性は楽とイメージする仕事で、体力的な負担の少ない「事務」や「在宅ワーク」が上位に入り、体力が求められる「警備」や「清掃」などの仕事は下位に入っています。しかし、実際に楽と感じる仕事では「座り仕事」と答えた人はあまり多くありません。
女性も同じように楽な仕事のイメージに関しては「在宅ワーク」と「事務」が上位2位に入っていますが、実際に楽と感じる仕事では「座り仕事」と回答した人は29名と少数。やはりイメージと実態のギャップが見られます。
つまり、「この仕事が楽そうだな」とイメージして仕事を探しても、実際に働いてみたら「それほど楽ではない」とがく然とすることもあるかもしれない、ということ。転職を考えている方は、イメージではなく実態に即して「楽な仕事」を探すことが、幸せ転職を実現するための大きなポイントとなるのです。
ミドルシニア層にオススメの仕事
アンケート結果から見えてきた「実態」を踏まえて、オススメの仕事をご紹介します。
がっつり短時間働きたい人におすすめの仕事
【施設警備】
オフィスビルや商業施設で人々の安全を守る施設警備の仕事は、ランキングでは男女ともに下位に入っています。実際は比較的給料が高く、「短時間でガッツリ働きたい人」におすすめです。休憩時間を十分にとっている職場が多く、体力に自信がない人でも現場で経験を積みながら徐々に仕事に慣れていくことができるため、体力的なハードルをクリアすることができます。
【コールセンター】
お客さまと電話でやりとりをするコールセンターの仕事も時給が高く、短時間でガッツリ働きたい人に向いた仕事です。コールセンターは研修に力を入れていたり、マニュアルが充実している企業が多く、安心して始められるでしょう。仕事上、人との関わりはあるため、「人との関わりがあまりない仕事」を求めている場合は、十分に検討する必要があります。
人との関わりがあまりなく、自分のペースで働きたい人におすすめの仕事
【軽作業】
工場や倉庫などで商品の製造や検品、梱包、仕分けなどを行う軽作業の仕事は、男女ともにランキング3位に入っています。黙々と仕事に取り組むことかできるため、人とあまり関わりたくないと感じている人におすすめです。ただし、ラインの作業などは一日の生産目標などが厳密に管理されているので、自分のペースで働きたい場合は注意が必要です。
【清掃】
オフィスや商業施設、病院、ホテルや、マンションなどのフロアやトイレ、居室などを掃除する清掃の仕事。ランキングでは下位に入っていますが、実際の作業は一人で行うことが多いため、人とあまり関わりたくない人や自分のペースで仕事を進めたい人におすすめです。
【マンション管理】
男性5位、女性4位に入っているマンション管理の仕事。マンションの共有部分などを管理・点検することから「人との関わりがあまりない」とイメージする方も多いようです。
実際はマンションの管理会社に報告したり、設備の修繕のため業者を手配したり、さらには居住者とやりとりしたり来訪者の対応なども仕事に含まれるため、全く人と関わらないということではありません。しかし、自分のペースで仕事をできることはおすすめできるポイントです。
ネガティブな志望動機をポジティブに表現しよう!
「人と関わりたくない」「自分のペースで仕事をしたい」「できれば勤務時間は短い方がいい」と楽な仕事を追求するのは大切ですが、その気持ちだけを優先してしまうと志望動機が伝えにくいものとなってしまいます。そのため企業から内定を得るためには、楽な仕事に対する思いをダイレクトにアピールするのではなく、ポジティブな表現で思いをアピールしましょう。
たとえば、人と関わりたくないという理由から軽作業の仕事を志望しているのなら、「一つの作業を集中してコツコツと取り組むことが好きであり、得意でもあります」と伝えてみる。言い回しを変えることで、企業に対してみなさんの強みや個性をアピールすることができます。
まとめ
最後に。楽な仕事とは、人よりも楽をしたい、常においしい思いをしたいという考えを持つことではなく、「ストレスを感じず、責任をもって仕事に取り組み、自分らしく生き生きと働ける仕事」を意味します。幸せ転職を実現するためにも、「自分にとって楽な仕事とは何だろう」と十分に検討してください。
※マイナビミドルシニア独自調査
「仕事に関する調査」
調査方法:インターネットリサーチ
調査取得時期:2018/07/10 14:00~2018/07/31
調査対象:40歳以上60歳以下の男女
回答人数:536人