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面接・選考

家庭の事情は正直に伝えるべきでしょうか?

転職活動にあたって気になっているのが親の介護のことについてなのですが、こういった家庭の事情について、応募書類や面接で告げるようにした方が良いのか迷っています。介護問題は今では当たり前のようにも思う一方、転職での不利な材料にもなってしまいそうな不安を抱えています。

現在の状況としては、特に仕事に影響するものでもありませんから、言わなくても良さそうに思う一方で、もしかしたら後々に状況が変化する可能性が全くないとも言えず、どうしたら良いのかモヤモヤしています。

家庭の事情により募集要項と異なる条件で働きたい場合は必須。

家庭の事情により、募集要項と異なる条件で働きたいという場合は、隠さずに伝える必要があります。一方、仕事に支障をきたさないというのであれば、プライバシーにかかわることですから必ずしも話す必要はないと考えられます。

ただし、仮に伝えたとしても、企業側は業務に影響がないと判断をすれば、応募者のスキルや経験を重要視します。そのため、自分の持つ強みをどのように生かせるかをよく考えてみて、採用担当者にどういった場面で貢献ができるかということを積極的にアピールするようにしましょう。

質問回答者

監修:谷所健一郎(やどころけんいちろう)さん

有限会社キャリアドメイン 代表取締役 キャリア・デベロップメントアドバイザー(CDA)。
1万人以上の面接と人事に携わった経験から、執筆、講演活動にて就職・転職支援を行う。ヤドケン転職道場、キャリアドメインマリッジ、ジャパンヨガアカデミー相模大野を経営。
主な著書「再就職できない中高年にならないための本」(C&R研究所)ほか多数。