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探し方と応募のコツ

探し方と応募のコツ

仕事を探す軸を整理する

求人サイトを使ってパート・アルバイトを探すうえで重要なこと。それは『自分の仕事軸』を明確にすることです。

求人情報誌であればページをめくっていれば気になる求人を見つけられることもありましたが、多くの求人が掲載されている求人サイトでは、どのように検索を行うかが自分にマッチした求人に出会うポイントです。

「仕事軸なんてわからない」と思いがちですが、難しく考えることはありません。どんな働き方をしたいかを整理すれば自然と見えてくるものです。

例えば主婦の方で「子供や家族の都合を優先したい」ということであれば、土日は家族と過ごしたいから平日の昼間だけ働きたい。「老後に備えて、少しでも貯蓄を増やしたい」ということであれば、月にいくら稼ぎたい。

このように考えていけば、おのずと仕事探しの軸は見えてくるはずです。

求人サイトでの求人の探し方

それでは、実際に求人サイトを使ってみましょう。

検索画面には勤務地エリアや様々な労働条件などが並んでいますので、自分の優先したい順に検索をしていきます。近くの求人を探すのであれば、エリア検索から家から近くの勤務地を選択。

たくさんの求人が出てきてしまったら、「週に2・3日」などの労働条件を徐々にかけ合わせていくのが、求人サイトの一般的な使い方です。

ポイントははじめからたくさんの条件を選択しすぎないこと。多くの条件をかけ合わせると件数が絞られるため、「場所がこんなに近いならば、働く時間は長くてもよいかも」といった妥協できる求人を発見することができません。

まずは譲れない条件で一度検索を行って、一定の求人数が出てきたら眺めていくといった使い方がおすすめです。

検索条件保存のオススメ

求人サイトでは多くの条件検索が行えます。「フルタイム」「扶養範囲内」などの労働条件の他に、マイナビミドルシニアでは、自分のスキル・経験から探せる検索も備えています。

例えば、「育児経験」や「地域活動」などで培ってきた経験などを選択し、それらのスキルを活かせる職場を探すことも可能ですので、ぜひ活用してください。

そうして、希望の検索条件を見つけたら、「検索条件保存」をしておきましょう。そうすれば、次回に検索を行う際に再度設定する必要はありませんし、会員登録している場合は自宅のパソコンとスマホで同じ条件で検索することも可能です。

応募してみよう!

それでは、実際に求人サイトを使ってみましょう。

求人の検索を行い、希望の求人が見つかったらじっくり情報を確認。そのうえで魅力を感じたら、応募を行いましょう。

求人サイトの場合、web応募が一般的です。応募ボタンを押すと応募画面に進みますので、設けられた項目を入力していきましょう。

電話番号とメールアドレスに誤りがあると、企業からの連絡がつながらないため、正しく入力されているか確認することが必要です。

応募にあたって入力する内容は、パート・アルバイトの場合は基本的な情報のみがほとんどです。「応募時にこんなことをアピールしたいのに」という希望がある場合は、その後コミュニケーションを取る場面でアピールを行いましょう。

応募が完了したら、求人サイトから応募完了のメールが届くほか、すぐに企業から直接メールが届く場合もあります。

メールを確認したことを担当者へ伝えるためにも、受信したらなるべく早めに返信をしましょう。内容は以下の例文のように簡単な内容で問題ありませんが、ビジネスメールの文体を心がけると好印象に繋がります。

○○会社 採用担当△△様

このたび応募いたしました■■です。
早々のご連絡ありがとうございました。

面接の日程など固まりましたら詳細お知らせください。
持参物などもございましたらご教示いただけると幸いです。

引き続きよろしくお願いします。

応募者への連絡をメールではなく電話で行う企業もあります。突然見知らぬ番号から電話がかかってくると身構えてしまうものですが、応募を行ったあとはなるべく電話に出るか、着信があったら折返しを行う。もしくは留守番電話の設定をしておきましょう。

応募を行う基準とは?

ミドルシニア層の傾向として、「まだ入社する決意が固まっていない」という理由で応募を躊躇する方が多くいますが、web応募は「この求人に興味があります」という意思を企業に伝えるためのもの。

あまりにも軽い気持ちで応募するのは考えものですが「話を聞いてみたいな」という気持ちがあれば、積極的に応募してみるのがよいでしょう。

入社するかは、担当者からの話を聞いてから判断すれば問題ありません。

複数企業に同時応募しても大丈夫?

「応募した会社から返事が来るまでは、他の会社に応募するのは失礼」これもモラルの高いミドルシニア層に多い傾向です。

確かに倫理的には正しいかもしれませんが、内定を獲得するという観点からは効率的とはいえません。

若年層は複数の求人に応募を行うため、そのことを当たり前と捉えている採用担当者のほうが多いのが実情です。

なので、面接の際に「他に選考の進んでいる企業はありますか?」という質問が行われることもしばしば。他に応募をしているからと言って、その会社への熱意がないとは取られません。

結果、複数の内定を得た場合は、誠意を持って辞退の連絡をすればよいですし、どちらも働きたいということであれば、掛け持ちの選択肢を検討することも一つの手です。

応募したのに連絡がこない!

応募をしたのに連絡なし。そうした場合はどうしても不安になるもの。それが続いた場合などは自分が否定された気分になってしまうのもよくあることです。

とはいえ、多くの採用を行っている採用担当者も人間です。連絡漏れなども時には起きてしまうもの。なので、一週間ほど待っても連絡がない場合は、勇気を出して企業へ連絡をしてみましょう。

多くの場合は応募した際に企業からメールが届くので、そこに記載されている連絡先に問い合わせを行いましょう。

そもそも応募したのにメール返信がない。そんな場合は、応募時に入力したメールに誤りがなかったか確認しましょう。記号の入力誤りなどはよく起きるミスです。

その他、ガラケーを利用している方にありがちなのは、ドメイン指定受信のためパソコンからのメールを受信できていないケース。

迷惑メールフォルダ求人サイトのシステムによってはキャリアメールに対応していない場合もあるため、できるだけキャリアメールは使用せずに、フリーメールなどを利用するなどしましょう。

それでも連絡が来ない場合、縁がなかったと気持ちを切り替えて、他の求人を探すようにしましょう。