同じ仕事で転職するか、全く違う仕事にすべきか、どちらを選ぶべきでしょうか。
今まで17年にわたり介護職の仕事をしてきました。
これから転職活動を考えているのですが、同じ介護の仕事にしようか違う業界にしようか迷っています。
同じ業界にすれば、これまでの経験やスキルも生かすことができますが、人間関係で悩んだことがあることと、狭い業界なので会合などでその人たちとまた鉢合わせするのがイヤなのです。
違う業界は新しいことだらけで興味がありますが、転職活動に苦労しそうで迷っています。
両者のメリット、デメリットを書き出してみましょう
一般的に転職者を受け入れる企業としては、実務経験のある人や一定のスキルを求めるケースが多い傾向です。そのため同じ介護の仕事の方が、転職には有利でしょう。
特に介護業界は、高齢化社会に伴う施設の増加もあり人材が不足しています。この点では17年間の経験を生かすうえでも、介護業界の転職が圧倒的に有利です。しかし同業者との鉢合わせは避けられないかもしれません。
そこで介護業界でも現職の職員と距離がおける施設などを選択する方法もあります。「同じ業界か」「新たな業界か」両者のメリットやデメリットを紙に書き出し、気持ちを整理してみるのもおすすめです。
そのうえで今後はどちらで仕事をしていくべきかを検討してみましょう。
監修:谷所健一郎(やどころけんいちろう)さん
有限会社キャリアドメイン 代表取締役 キャリア・デベロップメントアドバイザー(CDA)。
1万人以上の面接と人事に携わった経験から、執筆、講演活動にて就職・転職支援を行う。ヤドケン転職道場、キャリアドメインマリッジ、ジャパンヨガアカデミー相模大野を経営。
主な著書「再就職できない中高年にならないための本」(C&R研究所)ほか多数。