年齢がネックで希望通りに職探しが進みません。
30代半ばまで、学習塾等で子どもに携わる仕事に就いていましたが、結婚を機に退職しました。その後、親の介護支援が必要となり、なかなかアルバイトをすることもできなくなりました。
ようやく、復帰できそうなので、求職活動を始めたのですが、希望する職は企業が想定している年齢を超えているためか、採用になかなか至りません。
できれば、これまでの就職経験やスキル、資格を生かした職に転職したいのですが、どうしても年齢がネックになってしまいます。諦めない方法があれば知りたいです。
求人情報の取得方法を増やしましょう
多くの求職者がエントリーしてくるような企業であれば、求人サイトなどからエントリーしていては面接にすら進めないこともあるかもしれません。
ただし、その企業のホームページから、また直接電話をしてみたら、ひょっとしたらエントリーの段階で年齢の壁に阻まれないで面接まで進めるかもしれません。現時点では募集していなくても、自分にとって興味ある企業を見つけて履歴書・職務経歴書を作成し、社長・人事部長宛てに添え状をつけてダイレクトメールで送ってみれば何かリアクションをもらえるかもしれません。
また新聞に入っている地元の人対象の求人折込なら、中小企業の求人広告も掲載されており、年齢に関係なく採用される可能性も決して低くはありません。ハローワーク・人材紹介業などに登録し、そこから採用につながったケースもあります。
年齢を変えることはできませんが、積み上げてきた経験は若い人に負けない武器になるはずです。あきらめることなく情報収集とアクションを続けていきましょう。
監修:谷所健一郎(やどころけんいちろう)さん
有限会社キャリアドメイン 代表取締役 キャリア・デベロップメントアドバイザー(CDA)。
1万人以上の面接と人事に携わった経験から、執筆、講演活動にて就職・転職支援を行う。ヤドケン転職道場、キャリアドメインマリッジ、ジャパンヨガアカデミー相模大野を経営。
主な著書「再就職できない中高年にならないための本」(C&R研究所)ほか多数。