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内定・退社・入社

突然の内定取り消しは違法ではないのか?

私は50代で転職活動を行っています。

先日希望する会社の面接を受けた際、終了間際に社長から口頭で内定をもらうことができました。その後入社日について確認の連絡を取ったところ、急に内定を取り消されてしまいました。このような急な内定取り消しは違法ではないのでしょうか?

またなぜ急に内定が取り消されてしまったのかについて、知る方法はないでしょうか?

取り消し理由を書面にて請求してみましょう。

「客観的に合理的な理由」と「社会通念上の相当性」がある場合のみ内定取り消しが認められますので、このケースでは労働基準法に違反する可能性があります。

口頭による内定でも労働契約が成立するものの、口約束という点がネックです。あくまでも口頭での約束では言った、言わないなどの水掛け論になってしまい、仮に裁判で争ったとしてもスムーズな解決は望めないかもしれません。

まずは内定取り消し理由を書面でもらえるよう頼んでみましょう。理由が納得できない場合は、労働基準監督署や弁護士に相談してみてください。

質問回答者

監修:谷所健一郎(やどころけんいちろう)さん

有限会社キャリアドメイン 代表取締役 キャリア・デベロップメントアドバイザー(CDA)。
1万人以上の面接と人事に携わった経験から、執筆、講演活動にて就職・転職支援を行う。ヤドケン転職道場、キャリアドメインマリッジ、ジャパンヨガアカデミー相模大野を経営。
主な著書「再就職できない中高年にならないための本」(C&R研究所)ほか多数。