やりがいと労働環境。長く勤めるには、どちらを優先させればいい?
転職活動を続け、現在2社から内定をもらうことができました。
1社は自分のやりたい仕事内容が充実していますが、就労時間が長くひと月に休みが2日ほどしか取れないようです。もう1社はやりたい仕事ではないのですが、就業規則がとてもよいのが魅力です。
今後長く勤務することを考えたら、やりがいがあって休みが取りにくい仕事と、業務内容に魅力はないがしっかりと休みが取れる仕事、どちらにすべきか非常に迷っています。
仕事の価値観と今後のビジョンを整理しましょう
まずはやりがいのある仕事ですが、ひと月に休みが2日ほどしか取れないというのはどこで知ったのでしょうか。そこで働く人は誇張して話をすることもあるので、まずは採用担当者へ率直に確認をしてみましょう。
できればやりたい仕事に就くのが一番ですが、月に2日の休みが当たり前と捉えおりl改善努力をしない企業であれば、体調を壊してしまい長続きしないかもしれません。
一方、労働条件が良い会社でも自分のやりたい仕事でなければ、また転職を考えることになるかもしれませんが、仕事を続けることでやりがいや価値観を見出すことがあります。
仕事の価値観は人それぞれ違います。数年後のビジョンを持ち、どちらが自分にとってメリットのある会社か考えてみましょう。
監修:谷所健一郎(やどころけんいちろう)さん
有限会社キャリアドメイン 代表取締役 キャリア・デベロップメントアドバイザー(CDA)。
1万人以上の面接と人事に携わった経験から、執筆、講演活動にて就職・転職支援を行う。ヤドケン転職道場、キャリアドメインマリッジ、ジャパンヨガアカデミー相模大野を経営。
主な著書「再就職できない中高年にならないための本」(C&R研究所)ほか多数。