ミドルの悩み Q&A

面接・選考

応募先企業に持病のことは伝えたほうが良いでしょうか?

転職活動を始めようと考えていた矢先、体調が不安定な日が出てきて、受診したところ甲状腺の病気であることが分かりました。

症状としては軽度なので、主治医と相談して、仕事は様子を見ながら継続しても大丈夫ということになりました。ただし、数か月に一度の定期検査は必要とのことです。

今のところ日常生活に支障をきたすほど症状がひどいわけではありませんが、今後のことを考えて、通院の事は面接で伝えておいた方がいいでしょうか?それとも履歴書の段階で書いておくべきでしょうか?

後々発覚したほうが面倒。気にせず伝えましょう。

たとえば月1回程度の通院で、日常生活・業務に支障をきたさない程度のものであれば、伝える必要はないでしょう。

ただし、公休日以外すなわち平日の通院が不可欠であったり、多少なりとも仕事に影響が出てくるという場合は、面接のときに事情を伝えておく方が賢明です。採用が決まった後に、健康診断書の提出が求められることもあります。

基本的に業務に差し支えない範囲なら、内定取り消しという事態は想定しにくいでしょうが、面接時に偽って報告をしていた場合、問題になることも考えられます。

質問回答者

監修:谷所健一郎(やどころけんいちろう)さん

有限会社キャリアドメイン 代表取締役 キャリア・デベロップメントアドバイザー(CDA)。
1万人以上の面接と人事に携わった経験から、執筆、講演活動にて就職・転職支援を行う。ヤドケン転職道場、キャリアドメインマリッジ、ジャパンヨガアカデミー相模大野を経営。
主な著書「再就職できない中高年にならないための本」(C&R研究所)ほか多数。