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転職の基礎知識

業務委託とはどのような制度なのでしょうか?

転職活動をしている中で、直接雇用ではなく業務委託という形態の仕事を見つけました。仕事内容が魅力的なので気になっているのですが、直接雇用との違いがわからないので不安で躊躇しています。

業務委託と直接雇用の違いは一体どのようなものなのでしょうか。それぞれにメリットとデメリットがあると思うので、その点をわかりやすく教えてほしいです。また注意すべき点や覚悟しておかなければならないことがあれば、それも併せて教えて下さい。

仕事の内容ごとに契約を結ぶ働き方です

個人に対する業務委託契約とは、報酬や納期、仕事内容など決められた条件のもとで、企業が個人に対して仕事を依頼する契約を言います。

どんな仕事をいくらの報酬でいつまでに完了させるかは、仕事の内容に応じて決まります。会社に雇用される会社員であれば、取引は会社対会社になりますが、業務委託となるのであれば、会社と業務委託者、すなわち取引先と個人が直接契約をする形になります。

基本的に業務委託で働く場合、雇用関係は成立しないため個人事業主として時間や仕事する場所などは自由に決められますが、正社員のように雇用が守られているわけではなく、契約が更新されないリスクがあります。

質問回答者

監修:谷所健一郎(やどころけんいちろう)さん

有限会社キャリアドメイン 代表取締役 キャリア・デベロップメントアドバイザー(CDA)。
1万人以上の面接と人事に携わった経験から、執筆、講演活動にて就職・転職支援を行う。ヤドケン転職道場、キャリアドメインマリッジ、ジャパンヨガアカデミー相模大野を経営。
主な著書「再就職できない中高年にならないための本」(C&R研究所)ほか多数。