転職して正社員になるのは夢物語でしょうか?
当方45歳で求職中のものです。本来ならば、正社員として働きたいのですが、年齢や経験を考えると最初から正社員での採用は難しく、派遣社員としてならなんとか採用の見込みがあるのでは、と考えています。
そのため、まずは派遣社員として勤めていき、そこでキャリアを積むことで正社員を目指していこうと考えています。ですが、派遣社員として頑張ってもキャリアを積んでも転職につながらないのでは、と考えると、将来のことが不安になってしまい、なかなか決められずにいます。また、採用にむけてどのようなことを心がけていけばよいかも気になっています。
経験値やスキル次第で、可能性はあります
派遣社員からキャリアをスタートした人でも、その後正社員の職に就いた人はたくさんいます。
採用理由で正社員経験を重視する企業もありますが、派遣社員で得た経験値やスキルを評価して採用決定する企業もたくさんあります。正社員になることを優先するのであれば、より人材を必要とする企業や業種を選択することで、正社員として雇用されるチャンスが高まるかもしれません。
たとえ未経験の職種であっても、これまでの職場で身につけた実務スキルやコミュニケーション能力、さまざまな環境に適応できる順応性など、派遣社員ならではのアピールポイントがあるはずです。
応募先が経験ある業種であれば、即戦力としてのスキルを訴えて良いでしょう。応募先に合わせたアピールを考えることで、採用の道も大きく開けてきます。
監修:谷所健一郎(やどころけんいちろう)さん
有限会社キャリアドメイン 代表取締役 キャリア・デベロップメントアドバイザー(CDA)。
1万人以上の面接と人事に携わった経験から、執筆、講演活動にて就職・転職支援を行う。ヤドケン転職道場、キャリアドメインマリッジ、ジャパンヨガアカデミー相模大野を経営。
主な著書「再就職できない中高年にならないための本」(C&R研究所)ほか多数。