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面接対策を行う(4/4)

定番以外の質問への答え方

面接は言葉のキャッチボール。一方的なアピールではなく、相手からの質問を引き出せるよう簡潔なコミュニケーションを。

面接では、応募者の返答によって、面接官がさらに質問を深掘りしたり、他の質問を投げかけてくることもあります。「その質問は想定外ですので答えられません」といったことのないよう、面接官の意図を読み取りながら答えていく必要があります。

面接官が回答を深掘りするのは、応募者の返答を聞いてさらに興味を抱いたからこそ。言葉のキャッチボールが続いていることになりますし、それだけ「採用の意欲が高い」と判断できます。定番以外の質問を受けた時も臆さずに、明るくハキハキと答えるようにしましょう。

中高年層の採用時、面接で聞かれる「定番以外の質問」としては、「①より突っ込んだ実務能力」「②リーダーシップ、管理能力」「③キャリアプラン」「④労働条件、希望」など。

①は、面接官が皆さんの実務能力を自社で活かせるか判断しようとしているので、必要とされている能力があることを堂々と説明しましょう。

②は管理職や役員の経験がなくても、「新人指導に携わった」などの実績がある場合は是非、アピールしましょう。

③は入社後、どのようなビジョンを抱いているかを把握するためのもの。あらかじめ、応募企業に入社した自分自身をイメージして、応募企業で何ができるか、何をしたいのかを整理しておきましょう。

最後に、④は入社時期や待遇なども含まれます。会社の希望と応募者の希望をすりあわせていくことになりますが、速やかに入社できる方が望ましいです。正社員であれば最長でも3か月以内、非正規雇用であれば翌月までには入社時期を示すようにしましょう。

また時折、育児や親の介護、健康状態など、質問の内容が仕事以外のプライベートな範囲に及ぶ場合もありますが、面接官がこのような質問をする理由は、「業務に支障をきたさず、安定して当社で働けるか」を確認したいからです。「長く自宅で介護してきましたが、今は施設に入所していますので、勤務に全く問題はありません」など、仕事への意欲と勤務が可能なことを明確に伝えましょう。

また、怪我や病気などで離職していた方の場合、完治していることや勤務可能なことを伝えた上で、「週末は自宅周辺をジョギングしています」といった具合に、健康管理に気をつけていることをアピールするとなお、良いでしょう。

もしもこんな質問をされたら?――中高年層の面接で多い質問と回答の考え方

Q.あなたのキャリアプランについてお聞かせください。

せっかくのご縁ですから、入社した企業で活き活きと働き、公私ともに充実させていきたいもの。長く働きたいことはもちろん、入社後どのような経験を積んでどのようなスキルを高めていきたいのかなど、具体的な応募企業で実現できるキャリアプランをイメージして面接官にアピールしましょう。

仮に、あなたの経験に魅力を感じた企業が面接の中で別の職種を打診してきた場合は、質問・確認をしながら回答していきましょう。

Q.年齢が高いですが、どのくらい働きたいと考えていますか。

「入社後、どのくらい働いてくれるのだろう」という質問なので、長く働きたいことをアピールするチャンスです。「定年後も働きたい」と考えている方は、再雇用制度について面接で確認しておくと良いでしょう。

Q.家庭との両立はできますか?

中高年層になると、子育てに限らず、ご両親の介護など様々なライフイベントがあります。このような中高年層に多く見られるライフイベントを踏まえての質問ですので、介護中であっても業務への影響はないことを伝えれば問題ありません。過去に大きな病気をされた方は、健康状態や健康管理を行っていることをしっかり伝えましょう。

Q.あなたの年齢だと、上司が年下になりますが抵抗はありませんか。

平均年齢が若い会社の場合、このような質問をされることがあります。若い社員との関わりが多い仕事であることを十分に認識していることや、転職先でも良好な人間関係を構築していきながら仕事に取り組んでいく意欲があることをアピールしましょう。

Q.立派なご経歴をお持ちですが、当社で良いのでしょうか。

この質問も、中高年層の面接で聞かれやすいことの一つ。前企業よりも小規模の会社へ転職する際によく聞かれる質問です。「企業規模ではなく、仕事内容に魅力を感じている」ことを、真摯にアピールしましょう。謙虚な気持を持ちつつ、前向きな表現で応募企業への入社意欲があることを伝えると良いでしょう。

転職活動では、地道にコツコツ努力をした者が勝つ!

入念に準備をしたのに、面接官を前にしたら途端に頭が真っ白になってしまった――転職活動をしてきた方なら、一度は経験があると思います。それでも、事前に企業について調べ、自分の人生や仕事を振り返り、応募する企業のためにどんなことができるかをじっくり考えていくプロセスは、決して無駄にはなりません。

また、最初は緊張したり、思うような言葉が出なかったとしても、面接を複数回受けることで場慣れしていき、徐々にスムーズな受け答えができるようになります。

緊張してしまいがちな方は、「少し早めに現地に入り、喫茶店で一息ついてから面接会場に向かう」など、自分なりのリラックス法を試してみるのも良いでしょう。人は上手く話そうと思うからこそ緊張してしまうもの。そのような場合は上手く話そうと思わず、予め伝えたいことをキーワードで整理し、確実に伝えるようにする方法もあります。

身だしなみやマナーに十分気を配り、入社への意欲やこれまで経験してきたことを精いっぱいアピールする。この点を意識して、地道な努力を重ねることが、面接を成功させる大きなカギとなるでしょう。

引っ込み思案だっていいじゃない!~無言の面接を乗り越え、緊張しながらも返答するようになったJさんの場合

極度の引っ込み思案で、物心ついてからずっと、矢面に立つことを避けてきました。でも、どうしても働かなきゃいけなくて。本当は、このまま専業主婦をしていたいんですけど、夫の給料が下がってしまって、今のままだと家を売ることも検討しなければならない。だから転職活動は、差し迫っての決断でした。

面接は案の定、うまくいきませんでした。私、一度入院しているんですよ。甲状腺の病気で、今はお薬を飲んでいて、症状も治まっています。でも面接で病気のことを聞かれると、責められているような気がして、何も答えられなくなってしまって......。無言のまま、面接終了になってしまうことが続きました。

1日も早く就職して、少しでも稼ぎたいのに、採用してもらえない。すごく焦っていましたが、話せないものは話せない。だって私は引っ込み思案だし、仕方ないじゃない。そう思っていました。

でもね、ある日電車に乗っていたら、隣に高齢の女性が座って、私に話しかけてきたんです。ずっと、自分の人生について話すんです。「こんなこともあった、あんなこともあった」って。その女性の話を聞いているうちに、私は何を悩んでいたんだろうって思いました。

50年も生きていますからね。そりゃあ病気はもちろん、様々なイベントも経験していますよ。社会経験はほとんどないけれど、私だってたくましく生きてきたんですよ。だから面接でも正直に話すことにしました。やっぱり緊張したし、口ごもってしまったけれど、それでも自分の健康状態を伝えることができました。

今さら自分の性格は変えられないと思っていたけれど、転職活動を機に、少しだけ前向きになれたような気がします。建設事務所の事務の仕事に就けたので、これからバンバン働いて、我が家の第二の大黒柱になりますよ。
(立川市 Jさん 51歳)

まとめ

  • 予想外の質問を受けたら、その意図を考え、答えを組み立てる
  • プライベートに関する質問が来ることも想定しておこう!
  • 最初は誰もが緊張するもの。気にせず、コツコツと転職活動を続けよう。

記事作成日:2017年10月3日
文責:マイナビミドルシニア編集部

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