ミドルの職種 大辞典

バスドライバー

たくさんの人の暮らしと安全を運ぶ、大型バスの運転手

バスドライバー

よくある募集雇用形態

  • 正社員
  • 契約社員
  • アルバイト
  • パート
  • 派遣社員

若年層との競争率

低め
1 2 3 4 5
高め

活かせる経験・スキル

運転技術 コミュニケーション力 気配り、心遣い

バスドライバーについて

仕事内容

バスドライバーの仕事には、走行ルートを決められた時間に走る路線バスのドライバーのほか、観光ツアーや修学旅行などの貸し切りバス、長距離を走る高速バス、近隣の子どもを送迎するドライバーなど様々です。それぞれ勤務時間や休日など、働き方にも違いがあります。どの仕事も運転だけでなく、安全やお客様への気配り、車両の点検も大切な仕事です。

仕事につくには

バスドライバーになるには、まずはバス会社に就職することが近道です。バスの運転をするには大型二種自動車運転免許が必要ですが、持っていなくても心配はありません。自家用車の普通免許を持っていれば、就職してから大型二種自動車運転免許を取得できる会社もあります。バス会社は民間のほか、各市町村が運営する公営バスもあります。

仕事のやりがい

運転が好きな人にとって、大きなバスを操作するバスドライバーは魅力的な職業です。ただ安全に気をつけて運転するだけでなく、様々なお客様と接することができるのも楽しみのひとつです。路線バスで地元の人たちと触れ合ったり、観光バスで修学旅行生や外国人の観光客と接したり、人との出会いが仕事のやりがいに結びつくでしょう。

給与について

バスドライバーの
初年度年収目安
160万円 〜 350万円
バスドライバーの
昇給の期待値

バス会社によって手当などの待遇が異なり、賃金にも差があります。以前は民間のバス会社に比べると、公営バスのほうが地方公務員のため待遇がよいと言われてきましたが、民官と公営の差は縮まりつつあります。民間、公営とも、正社員だけでなく嘱託社員やアルバイトでの採用が増えていて、給与形態にも違いがあります。いずれも年齢や経験によって少しずつ賃金が上がっていくのが一般的。業務をしっかりこなしていれば長く働ける仕事でもあるので、スキルや経験を積み重ねていくことによって、賃金アップが期待できるでしょう。

ワークライフバランスのポイント

バスドライバーの多くはシフト制で勤務していますが、勤務時間等はそれぞれ異なります。例えば路線バスの場合、3~4交代制で、1日の実働は8時間程度です。決まったダイヤに合わせてシフトが組まれるので、比較的規則正しい生活を送ることができるでしょう。観光ツアーなどの貸し切りバスでは、日帰りの場合、朝7時から夜18時くらいまでの勤務になり、泊まりがけになると、拘束時間の合間に8時間程度の休息時間を設けるなどの規定があります。長距離バスでは、深夜から早朝にかけての運転になります。日中は目的地付近の宿泊施設で休憩・就寝し、再び夜にバスを運転し、翌朝に帰るパターンです。