交通誘導員の志望動機の書き方。ポイントや例文も合わせて紹介

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交通誘導員の志望動機の書き方。ポイントや例文も合わせて紹介

交通誘導員は、道路や商業施設などでの交通誘導や、工事現場での車両誘導を担います。さまざまな場所で活躍できる交通誘導員ですが、人員不足が問題となっているため、多くの企業が求人を出しています。では、どのように志望動機を書けばいいのでしょうか。ポイントや例文も紹介します。

この記事の目次

    交通誘導員の志望動機を伝える・書く時のポイント

    志望動機を伝える・書く際には、「なぜこの会社を選んだのか?」「なぜこの業界で働きたいのか?」という理由を明確にすることが重要です。では、なぜこの2つの理由が必要なのでしょうか?志望動機例もあわせてご紹介します。

    なぜこの会社を選んだのか?という理由を明確にする

    どんな仕事を選ぶとしても「なぜこの会社を選んだのか?」という理由を明確にして志望動機を書くことが大切です。採用担当者に「うちの会社じゃなくてもいいのでは?」と思われてしまうと、採用につなげることが難しいと言われています。

    交通誘導員の仕事を希望する場合でも同じです。なぜこの会社が良いのかをしっかりと伝えられるような文章にしましょう。

    なぜこの業界で働きたいのか?という理由を明確にする

    「なぜこの会社を選んだのか?」を明確にすることに加え、「なぜこの業界で働きたいのか?」を明確にすることも非常に重要です。先述した「なぜこの会社を選んだのか?」と同じように、交通誘導員のほか、どんな仕事を選ぶとしても大切な志望動機の要素となります。

    交通誘導員の志望動機例1:「体力に自信がある場合」

    交通誘導員は、基本的に立ち仕事です。そのため、体力が必要となります。学生時代に運動部だった、定期的に運動をしているなど、体力に自信がある場合は志望動機につなげることが可能です。

    たとえば、「私は週3日スポーツジムに通っているため、体力に自信があります。この体力を活かせる仕事に就きたいと考え、交通誘導員を志望いたしました。」と伝えると良いでしょう。

    交通誘導員の志望動機例2:「誰かの役に立つ仕事がやりたい場合」

    商業施設や工事現場などで、利用者や作業員といった周りの人の安全を守る交通誘導員の仕事は、誰かの役に立つ仕事だといえます。

    志望動機を書く際には、「私は仕事を通して社会に貢献したいと考えています。交通誘導員はさまざまな人の安全を守れる仕事であることから、人の役に立てる仕事であると考え、志望いたしました。」などという内容にしましょう。

    交通誘導員の志望動機NG例

    前章では、交通誘導員の志望動機を伝える・書く場合のポイントをお伝えしました。では、伝えてはいけない・書いてはいけない志望動機はあるのでしょうか?

    「働く場所」を優先にした志望動機

    「家から自転車で通勤できる」「電車で数分の場所にある」など、働く場所は私たちにとって非常に重要ですよね。しかし、「働く場所」を優先にした志望動機はいい印象を与えません。交通誘導員という仕事に関心があることをアピールするようにしましょう。

    「給与や待遇」を優先にした志望動機

    「給料がいいから」「休みがしっかりとれるから」「残業が少なそうだから」といった条件面を優先にした志望動機も悪い印象を与えてしまう可能性が高いです。交通誘導員の仕事内容は重視していないような印象を受けるため、「他の企業でもいいのでは?」と感じられてしまうかもしれません。

    【このまま使える!】交通誘導員の志望動機の例文

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    交通誘導員の志望動機を書く時にいい印象を与えるものと、そうでないものの違いはご理解いただけましたでしょうか?ここからは、交通誘導員の志望動機の例文3つを説明しますので、参考にしてみてください。

    同業界・同職種経験者は「経験をもとにした学びを活かせること」を伝える

    警備業界や交通誘導員の経験がある方は、体力に自信があること・コミュニケーション能力があること・安全を守る気持ちがあることの3つのうち2つ程度を盛り込んで志望動機を作りましょう。

    例:私がこの会社を選んだ理由は、これまでの経験を活かせると考えたからです。私は今まで商業施設の交通誘導員として働いていました。車や人の安全を守ったり、お客様対応をしたりすることが主な仕事です。今回志望する工事現場の車両誘導の仕事でも、今までの経験を活かし、周りの人々や車の安全を守りたいと考えています。

    同業界・同職種経験者は「警備業の心得をもとに新しい環境にも適応すること」を伝える

    警備業は体力仕事であることが前提です。そのため、同業界・同職種から転職する方は、体力を全面にアピールするのではなく、社会貢献への意識やコミュニケーション能力を重視して志望動機を作ります。

    例:私が貴社(御社)を志望したのは、経営理念に共感したためです。私が警備業で働いていた理由は、人の役に立ちたかったからです。周りの人々の安全を守る中で、さまざまな人と関わり、問題を解決してきました。これまでの経験を活かし、交通誘導員として貴社の役に立ちたいと考えています。

    未経験者は「体力・社会貢献への意識」を伝える

    全く別の業界・職種から転職する場合は、体力に自信があること・社会貢献への意識があることを伝えます。2つの理由を伝えることで、ほかの仕事でもいいのでは?というより、交通誘導員への志望度が高いと思われる可能性が高くなります。

    例:私が交通誘導員を志望した理由は、人の役に立てる仕事がしたいと考えたからです。前職のドライバーのでは、お客様に荷物を届けることで人の役に立っているとうれしさを感じていました。また、長距離運転や夜勤などで体力が必要であるため、体力面にも自信があります。今後は交通誘導員として、人の役に立ちたいと考えています。

    交通誘導員の面接で志望動機と共によく聞かれる質問

    志望動機が完成したら、次は面接対策をする必要があります。ここでは、交通誘導員の面接時などでよく聞かれる質問を説明していきます。

    立ち仕事や体力に自信はありますか?

    商業施設や道路での交通誘導、工事現場での車両誘導など、交通誘導員の仕事はどれも立ち仕事で体力が必要な仕事です。自信があるかどうか、そしてその理由を説明できるようにしましょう。

    例:立ち仕事に問題はありません。以前の仕事も立ち仕事であったため、体力には自信があります。

    これまでの仕事経歴を教えてください。

    警備業界と全く異なる業界・職種であっても、仕事経歴は伝えて大丈夫です。その仕事で何を得たのかを伝えるようにしましょう。

    例:スーパーでレジのパートをしていました。お客様に誠実に向き合う力を身につけました。

    いつから勤務できますか?

    無理のない範囲で、なるべく早い日程を伝えましょう。もし少し期間が空く場合は、具体的な数字を伝えましょう。すぐにでも働ける場合は、「明日からでも働けます。」と答えればOK。

    例:今の仕事が〇月末に退社予定なので、〇月から勤務可能です。

    希望の働き方はありますか?

    アルバイト・パートタイムで働く場合、早朝・日中・夜勤のシフトの希望を聞かれることがあります。自分の希望する時間帯を事前に考えておき、素直に伝えましょう。採用されたいからといって嘘をつくのは厳禁です。

    例:日勤・夜勤のどちらでも可能ですが、〇曜日は休みを希望します。

    通勤方法や通勤経路を教えてください。

    勤務地が決まっている場合は通勤方法・経路を聞かれます。事前に確認して答えられるようにしておきましょう。また、移動を伴う警備業務の場合も通勤方法・経路を聞かれることがあります。免許があれば、現場にむかう際に運転する可能性もあるので、伝えておくことが大切です。

    何か質問はありますか?

    質問したいことがなければ、何も質問しなくて構いません。しかし、入社後のギャップを減らすためにも、細かいことでも質問することをおすすめします。

    例:「研修内容を教えてください。」「合否のご連絡はいつ頃いただけますか。」「正社員を希望しているのですが、何か月程度でなれるでしょうか。」

    交通誘導員の面接までに準備しておくこと

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    交通誘導員の志望動機の書き方、面接時の質問内容をお伝えしました。では、面接までに準備することはあるのでしょうか?

    履歴書

    まずは履歴書を書きましょう。プロフィールや学歴・職務経歴、志望動機などを記入していきます。記入する際には、以下の内容を注意しなければなりません。

    ・誤字脱字がないか
    空欄部分がないか
    押印があるか
    写真のサイズや貼り方は正しいか
    住所は都道府県から記載しているか
    学校名や会社名に略語を使用していないか
    封筒に「履歴書在中」と赤い囲み文字で記入したか
    封筒の裏書きに自分の氏名・住所を記入したか
    郵送の場合:適切な料金の切手を貼ったか
    郵送の場合:添え状を入れたか

    持ち物

    必要な持ち物・あれば便利なものは以下の通りです。

    ■必要なもの
    ・ 履歴書(写真貼付)
    メモ帳
    筆記用具

    ■あると便利なもの
    時計
    認印
    身だしなみをチェックする鏡
    面接会場の地図
    企業の電話番号のメモ

    また、入社する際には、身分証明書・本籍地記載の住民票・登記されていないことの証明書・認印が必要となります。なぜ4つの書類が必要なのか説明していきます。

    身分証明書
    運転免許証や健康保険証などではなく、本籍地の市区町村役場で発行される身分証明書のことをいいます。警備業法により、警備会社に提出することが義務付けられているものです。
    業務を行ってはならない、禁治産・準禁治産の宣告の通知を受けていない、後見の登記の通知を受けていない、破産宣告または破産手続開始決定の通知を受けていないことを、市区町村が証明してくれます。

    本籍地記載の住民票
    身分証明書の取得時に必要となるため、提出する必要があります。

    登記されていないことの証明書
    警備業法により、業務を行ってはならない、成年被後見人・被保佐人等の登記がされていないことを証明するために提出しなければなりません。

    認印
    登記されていないことの証明書を警備会社が代理で取得する際の委任状に押す必要があります。また、面接時の交通費をもらう場合にも必要になったり、入社後の書類で必要になったりするので、1つ持っておくようにしましょう。

    服装

    服装に指定がない場合は、スーツや綺麗めな私服を着用しましょう。人々の誘導を仕事とする交通誘導員は、清潔感を持ち、信頼を得られる服装である必要があります。Tシャツやジーンズなどカジュアルな服装は避けた方が良いでしょう。

    まとめ

    交通誘導員の志望動機の書き方・伝え方をはじめ、面接時に聞かれる質問内容や面接までに準備すべきことまで解説しました。

    交通警備員は人の役に立ちたいと考える方にとって、非常にやりがいを感じる仕事です。ぜひ今回お伝えしたポイントを活かして、あなたにピッタリな求人を見つけていただければと思います。

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