40代男性はチェック!面接で採用されやすいスーツや身だしなみとは?

  • 転職・退職ノウハウ
40代男性はチェック!面接で採用されやすいスーツや身だしなみとは?

採用面接では、応募者のスキルや経験はもちろん、パーソナリティや見た目もチェックされています。そのため、面接には当然ふさわしい身だしなみで臨まなければなりません。ここでは、40代男性が面接で好印象を与える身だしなみについてご説明します。

この記事の目次

    スーツとシャツの選択ポイントは、落ち着きと清潔感が重要

    40代男性が面接の服装で表現すべきポイントは、落ち着きと清潔感。この2つが自分に似合った服装で表現できれば、多くの採用担当者に対して好感を与えられます。そこでこれらを表現できる服装を具体的に紹介します。

    スーツの選び方は?

    スーツの色は、黒や紺などのダーク系が基本的におすすめです。灰色の場合はダークグレーを選びましょう。一方、ベージュなどの明るめの色は面接には向きません。おしゃれなイメージや遊び心を表現するよりも、仕事を任せられる落ち着いた印象を与えることを重視すべきだからです。柄についてもできるだけ無地に近いものを選び、きついストライプの入ったタイプのものは選ばないのが無難です。

    またスーツのシルエットについても極端にタイト・ルーズなものは避けましょう。実際にはおしゃれな着こなしだと思っていても、採用担当者によっては単にサイズが合っていないだけだと思われてしまうかもしれません。

    IT関連の仕事やベンチャー企業などでは私服勤務の職場も多くあります。そういった場合は、スーツよりもジャケットとパンツの組み合わせが好感を与えることも。ジャケットは黒・紺・グレーなどのモノトーンを選び、インナーにはTシャツではなくボタンダウンなどを選ぶのが無難です。パンツも太すぎず体型に合ったものを選ぶようにしましょう。


    ワイシャツの選び方は?

    ワイシャツは清潔感を重視し、無地の白かライトブルーが良いでしょう。明るい色味でもイエローやピンクは、やはり多少遊び心が感じられてしまうので面接には不向きです。また、ストライプやチェックなどの柄も、同様の理由で避けたほうが良いでしょう。濃い色のワイシャツは清潔感に欠けるのでおすすめできません。

    ワイシャツの襟は、レギュラーカラーやワイドカラーであれば問題ありません。これらの形であれば、ボタンダウンを選んでも構いません。一方、極端に襟の開いたホリゾンタルカラーや、開きが狭く襟が短いナローショートカラーなどは避けましょう。


    大切なのはコンディション!

    さらにスーツとシャツのコンディションにも気をつけたいところです。きちんとアイロンがけがされた状態であれば清潔に見えますし、逆にしわだらけのものや生地に傷みのあるものは、だらしなく見えます。面接の日程を確認したうえで、クリーニングに出すなどして準備しましょう。

    小物は最小に抑えたビジネス向きのものを

    ネクタイの選び方は?

    小物などについても落ち着きと清潔感を重視しましょう。ネクタイは極端に派手な柄のものや、ビビッドな色味のものは避けるべきです。しかし、ビビッドな色以外であれば多少の個性があっても問題はありません。ダーク系の色で落ち着きを表現するのも良いですが、スーツやシャツの色とのバランスで活力のない印象にならないように気をつけましょう。

    ネクタイピンをする必要はありませんが、仮にする場合はシンプルなデザインのものにしておきます。


    靴の選び方は?

    靴は、黒か茶の紐のついた革靴が基本です。個性的なデザインのものは避けましょう。なお、ウォーキングシューズは革靴と区別がつかないデザインのものでない限り、ラフな印象を与えるのでやめておくのが無難です。靴下は、スーツや靴との色のバランスから、黒や紺、グレーなどの柄が少ないものが良いでしょう。


    カバンの選び方は?

    カバンは黒、または茶のビジネスバックが基本です。サイズが大きすぎると面接では場違いな印象を与えますし、小さすぎるものも気軽すぎる印象を与えます。その点ではA4ファイルサイズがビジネスのイメージに適しており、面接にも最適です。

    なおバッグに手提げと肩掛けの両方がついているタイプの場合は、肩掛けを外すか短くしておきましょう。カジュアルなイメージのリュックタイプやトートバッグは面接には向いていません。


    腕時計の選び方は?

    腕時計は、カジュアルなタイプや華美なものを避けておけば特に問題はありません。このようなタイプしか持っていない場合は、腕時計をしないという方法もあります。

    また腕時計以外の装飾品は身につけないほうが賢明です。ブレスレットや外から見えるネックレス、アクセサリー、結婚指輪以外の指輪も外します。面接時の小物は必要最低限のものだけにして、落ち着きや清潔感の妨げにならないようにしましょう。

    抜かりの無いよう、身だしなみや匂いもチェックしよう

    好印象を与える髪型は?

    髪型については、長すぎると清潔感を損なう場合があるので、耳にかからない程度にしておくのがおすすめです。ただ、極端でなければ普段の髪型をきちんと調髪しておけば良いでしょう。ただし茶髪に染めているような場合は、黒に戻しておいたほうが無難です。なお白髪が目立ってきている人でも、わざわざ染める必要はありません。

    一方、白髪染めをしている人は根元が伸びてだらしない印象になっていないか、チェックしておきましょう。いずれにせよ、できるだけ面接の直近で散髪することがおすすめといえます。


    ヒゲや爪も手を抜かないように

    ヒゲはきれいに剃っていくのが基本です。ヒゲに理解のある職場もありますが、快く思わない人もいるからです。さらに鼻毛が出ていると不潔に見えてしまうので、面接前に鏡を見るなど必ず確認して対処しておきましょう。 また面接中に意外と目につくのが、応募者の手元です。爪が伸びていたり、爪の中に汚れが詰まっていたりすると、不潔な印象を与えます。必ず前日の入浴後などに、きれいに切りそろえておきましょう。


    気をつけたいのは匂い!

    さらに注意しておきたいのは匂いです。普段から男性用の香水を利用している人も、面接のときは場違いなのでつけずに挑みましょう。香りには好みがありますし、男性が香水をつけることを快く思わない採用担当者もいるからです。また体臭も不潔感を与えるので注意が必要です。制汗剤などで体臭を抑える場合でも、無香料のものを選ぶようにしましょう。

    特に気をつけたいのは口臭です。面接中に口臭がきついと、それだけで採用担当者に悪印象を持たれてしまう可能性があります。前日の食事では匂いの強いものは避け、面接前には歯磨きやマウスウオッシュなどで対策をしておきましょう。

    特にタバコの臭いは非喫煙者にとって苦痛なので、喫煙者は十分な注意が必要です。面接前30分以内に喫煙するのもやめておきましょう。衣服に匂いがつくことや、喫煙者の肺からは喫煙後長時間にわたって「呼出煙」が吐き出されるため、面接室に煙草の臭いを持ち込んでしまう可能性が高いからです。

    悪印象を与えない「守り」の準備が、身だしなみの基本

    転職活動における服装や身だしなみで一番大切な心構えは、「悪印象を持たれない」ことです。そのためには、相手に不快感を与えない最低限のマナーを守ることが大切といえます。また服装や小物においては個性を表現するのではなく、誰からも不快に思われない無難なラインを狙うのが基本です。つまり「守り」の姿勢で身だしなみを整えるのです。面接の内容での積極的な「攻め」が効果的なものとなるように、服装や身だしなみは落ち着きと清潔感を表現することだけに徹する姿勢が好印象につながります。

    また好印象を与えるのは、服装や身だしなみだけではありません。あいさつや姿勢、話し方や表情などとあわせて判断されるものです。総合的にみて好印象を与えられるように、日ごろから行動や立ち居振る舞いについては、意識的に気を配ることも大切です。

    面接のマナーとふるまい

    マイナビミドルシニアに会員登録(無料) マイナビミドルシニアに会員登録(無料)

    関連記事

    男性は40歳過ぎたらシミ対策で面接の印象アップ!? 40代男性 警備の転職体験談|いつまでも好きな音楽と共に生きていく道を探して 40代男性 介護職の転職体験談|ホームレス一歩手前の状況から、正社員での就業を実現。 採用される秘訣は早めに応募すること?新着求人をチェックするメリットとは。 40代、50代が有利ってホント?介護のお仕事、その内容とは

    記事をシェアする

    • Twitter
    • Facebook
    • Line

    あなたへのオススメ記事

    【久しぶりに履歴書作成をする方必見!】基礎から学ぶ、パート・アルバイトでの履歴書の書き方

    【久しぶりに履歴書作成をする方必見!】基礎から学ぶ、パート・アルバイトでの履歴書の書き方

    ミドルシニア世代の方の中には、パートやアルバイトを始めるタイミングで久しぶりに履歴書を書くという方もいるでしょう。今回は、そんなミドルシニア世代の方に向けて、履歴書の書き方のおさらいと注意点をご紹介します。

    • 転職・退職ノウハウ
    • 2024年4月24日
    離職票とは?手続きの方法や届く時期、押さえておきたいポイント

    離職票とは?手続きの方法や届く時期、押さえておきたいポイント

    離職をする際に発行される「離職票」について、よくわかっていないという方は多いでしょう。退職証明書や雇用保険被保険者離職証明書など、似たような書類も多く、混同してしまうことも。離職票がいつ届くのか、どんな手続きが必要か…今回は離職票について解説します。

    • 転職・退職ノウハウ
    • 2024年4月12日
    転職のきっかけランキング!中高年にお金を目的にした転職はおすすめしないワケ

    転職のきっかけランキング!中高年にお金を目的にした転職はおすすめしないワケ

    どの年代の方でも、転職を考えた経験があるでしょう。今回は、中高年の方が転職を考えるきっかけをご紹介。また、特に40代以降で転職を考えている方に向けて、転職に関するニーズやおすすめの転職理由を解説します。

    • 転職・退職ノウハウ
    • 2024年4月 8日
    転職初日のやることリスト|事前準備から当日の持ち物や挨拶まで徹底解説

    転職初日のやることリスト|事前準備から当日の持ち物や挨拶まで徹底解説

    昨今ではミドルシニアやシニア層の方も、心機一転新しい会社に転職するというケースも多くなっています。今回は、入社当日までにしておくべき準備や、転職初日にやるべき内容をご紹介します。事前の準備で不安を減らして、しっかりと新しい会社での仕事に備えましょう。

    • 転職・退職ノウハウ
    • 2024年3月29日
    【例文あり】円満な退職理由の伝え方は?伝えるタイミングやポイント

    【例文あり】円満な退職理由の伝え方は?伝えるタイミングやポイント

    退職をしようと思った際、伝えるタイミングや理由の伝え方に悩む人は多いでしょう。今回は円満に退職するために知っておきたい、伝える時期や注意点などについて解説します。例文や同僚・取引先の人へ伝えるタイミングもご紹介します。

    • 転職・退職ノウハウ
    • 2024年3月26日
    退職金の税金はいくら払うのか?種類や計算方法など具体例をご紹介

    退職金の税金はいくら払うのか?種類や計算方法など具体例をご紹介

    早期退職や定年退職による退職金は、余生やセカンドライフを設計していく上で重要な資金となるものです。そのため、手元に残る退職金は具体的にいくらになるのか、税金はどういった計算方法なのかなど、気になる方も多いはず。今回は、退職金にかかる税金の種類や計算方法、受け取り方法について解説します。

    • 転職・退職ノウハウ
    • 2024年3月18日

    おすすめ・シリーズ記事

    人気記事ランキング

    おすすめの求人はこちら

    活躍中の年代から探す
    雇用形態から探す
    募集条件から探す
    働き方から探す
    福利厚生から探す
    職種から探す
    マイナビミドルシニアに会員登録(無料) マイナビミドルシニアに会員登録(無料)