ミドルの職種 大辞典

ホームヘルパー・介護福祉士

人のお世話をすることが、大きなやりがいに

ホームヘルパー・介護福祉士

よくある募集雇用形態

  • 正社員
  • 契約社員
  • アルバイト
  • パート
  • 派遣社員

若年層との競争率

低め
1 2 3 4 5
高め

活かせる経験・スキル

福祉・介護の知識と経験 コミュニケーション力 掃除、料理など家事全般 気づかい、思いやり

ホームヘルパー・介護福祉士について

仕事内容

要介護認定を受けた高齢者や、障害者の生活を支えるお手伝いをする仕事です。介護の仕事には大きく分けると、介護福祉士とホームヘルパーがあります。介護福祉士は国家資格で、特別養護老人ホームや、老人保健施設で働くほか、在宅での介護サービスを行います。ホームヘルパーも同様に、施設や在宅での要介護者をサポートします。在宅での介護サービスでは、要介護者の食事・排泄・入浴の介助以外に、炊事、洗濯、掃除などの生活援助もします。

仕事につくには

介護職は、高齢化が進む日本において今後ますます必要とされる仕事です。現場は慢性的に人材が不足しているので、就職先も多く見つけやすいでしょう。ホームヘルパーは必ずしも資格を必要としませんが、介護職員初任者研修(旧ヘルパー2級)という資格があり、持っていると有利。介護福祉士の場合は、国家試験を受験して合格することが必要です。この試験を受けるには、3年以上の実務経験が要ります。

仕事のやりがい

介護の仕事は厳しい、という印象を持つ方は多いかもしれませんが、人と接することが好きで、人の役に立ちたいと考える人にとっては、介護職は大変やりがいのある仕事といえます。介護が必要な高齢者や障害者の生活をサポートすることで、社会に貢献していると感じられる人もいるでしょう。また、高齢者や要介護者と接する中で、逆に教えられること、学ぶことがあるかもしれません。自分の家族や身内が要介護になったときに、仕事のスキルを活かせることもあります。

給与について

ホームヘルパー・介護福祉士の
初年度年収目安
164万円 〜 252万円
ホームヘルパー・介護福祉士の
昇給の期待値

ホームヘルパーの活躍の場はさまざまです。特別養護老人ホームなどの施設で働く人や、訪問介護事業所に登録して在宅介護サービスの仕事をする人、働く現場によっても雇用形態や賃金は異なります。最初はアルバイトやパートでの雇用でも、長く続けることで時給アップにつながりますし、介護職員初任者研修の資格を取ることによって、在宅介護における身体介護ができるようになります。賃金が加算される可能性もあり、正社員への道が開けるかもしれません。
また、介護福祉士の資格を取ると、さらに賃金アップが見込めるでしょう。介護福祉士の資格を取って特別養護老人ホームなどで正社員として働くことになると、夜勤や休日出勤などの手当も見込めます。そうして経験を積むことによって、将来、施設の管理職にもなれる可能性があります。段階を追って、賃金アップを目指していくといいでしょう。

ワークライフバランスのポイント

ホームヘルパーや介護福祉士は、今までの社会経験を活かすことができ、再就職先として人気の高い仕事です。例えば女性なら、在宅介護サービスで掃除や調理といった主婦の得意分野を活かしながら、空いている時間を仕事にあてることができます。男性の場合は、力があるので頼りにされ、施設で管理職への道が開けるかもしれません。どちらも即戦力として活躍する場があり、自分に合った働き方ができます。