ミドルの職種 大辞典

自動車整備士

身につけた技術で、オーナーの毎日に安心を。

自動車整備士

よくある募集雇用形態

  • 正社員
  • 契約社員
  • アルバイト
  • パート
  • 派遣社員

若年層との競争率

低め
1 2 3 4 5
高め

活かせる経験・スキル

車の知識 機械類の扱い 自動車整備士の資格 施工管理技士の資格

自動車整備士について

仕事内容

自動車を定期的に点検し、メンテナンスや故障した箇所の修理を行います。自動車整備の仕事は大きく分けると、点検整備、分解整備、板金塗装などがあります。

自動車を安全に使用できるよう点検を行うのが「点検整備」、部品を分解して故障した箇所を整備するのが「分解整備」、車体の傷やへこみを直して塗装するのが「板金塗装」です。技術を発揮して、自動車が安全で快適に使えるようにする「車のドクター」のような仕事です。

仕事につくには

多くの自動車整備士はカーディーラーや自動車整備工場に勤めており、修理を行うガソリンスタンドやカー用品店、車検を専門とする工場などにも活躍の場があります。

自動車整備士になるには法的資格は必要ではありませんが、未経験から始めるなら自動車整備士の国家資格を持っていると有利でしょう。自動車整備士の資格は、ガソリン、ディーゼル、二輪などの車種別に分かれ、それぞれ2級・3級といった等級があります。

仕事のやりがい

自動車整備の技術を学ぶことができ、経験を積むことで自分の成長を実感することができます。最初の頃にはできなかったことができるようになったり、同じ作業でも短時間でできるようになったり、難しい修理にも対応できるようになったりしたとき、やりがいを感じるでしょう。

車検の時などはお客様と直接話すこともあり、お客様にメカについて説明をしたり、部品交換や修理をおすすめしたりして、お客様に満足してもらえた時にも「よかった」と思えます。

給与について

自動車整備士の
初年度年収目安
218万円 〜 325万円
自動車整備士の
昇給の期待値

勤務する会社や勤務地によって、収入には違いがあります。大手の企業になると賃金は比較的高く、福利厚生など待遇面も充実している傾向にあります。

自動車整備の仕事は、繁忙期になると残業が続くこともありますが、残業代や休日出勤手当が出るので月の収入は増えます。さらなるキャリアアップと収入アップのポイントは、自動車整備士の国家資格を取得することです。3級自動車整備士なら5,000円前後、1・2級自動車整備士では1万円前後の資格手当がつくことが多いようです。

経験と実績を積んでいくと、整備作業だけでなく、作業や部下の管理といったマネージメントを行うようになります。役職に就いて、収入アップの道を目指すことも可能でしょう。さらに年収アップを目指すなら、身につけた技術を活かして、独立開業を目指すという道もあります。

ワークライフバランスのポイント

車や整備が好きな人にとっては、就業時間中も楽しみながら車に接することができます。車検の増える3・4月や9月などは繁忙期になりますが、趣味と仕事が一致しているので、ワークライフバランスを取りやすいでしょう。

就業時間や勤務形態は、ディーラー系ではシフト制が多く、土日を勤務日とする完全週休二日制が基本です。整備工場などの専業系では、休日は日祝日を含め月6日ほどのところが多いようです。